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共: 復興本格化へ拘束に全力 有力情報で急展開も (35/41)


共同通信ニュース速報

 【ワシントン20日共同】生死も含め消息がつかめていなかった
イラクのフセイン元大統領と二人の息子がイラク国内に潜んでいる
という有力情報が二十日飛び込み、事態が急展開する可能性が出て
きた。
 米政府はフセイン体制の支配政党バース党や民兵組織サダムフェ
ダイーンの残存勢力による米軍攻撃に依然悩まされており、イラク
復興を軌道に乗せるためにも元大統領拘束に全力を挙げるとみられ
る。
 イラク復興を指揮するブレマー文民行政官は同日、フセイン元大
統領の行方に関し「軍や情報当局でも生死を含め見解が分かれてい
る。フセイン氏が既に統治していないことが重要だ」と述べたが、
発言とは裏腹に一刻も早く元大統領の所在を突き止め、拘束したい
というのが米政府の本音だ。
 米軍が元大統領の所在をつかめないことが、フセイン体制の残存
勢力を勢いづかせている側面があるからだ。大量破壊兵器が見つか
っていない問題でも、元大統領拘束によって一気に決着を図りたい
との思惑もある。
(了)
[2003-06-21-11:23]